2005年10月30日

変わっていなくて怖かった団地の中

今日はちょっとした用事で 5、6 歳くらいまで住んでいた家の辺りに行ってきた。今住んでいる所からそれほど離れているわけではないが、もう何十年もその辺には行っていなかった。

用事が済んだ後、昔よく母と買物に行っていた場所がまだあるのか気になり、行ってみた。そこは団地の中にあって、真ん中に小さな広場があって、そこを囲むように、ちょっとしたスーパーや、商店が並んでいる、そんな記憶があった。

実際にその場所に行ってみたが、まだちゃんとそこはあった。真ん中に広場があるなど、全体的な配置もあまり昔と変わっていない印象だった。とはいっても、昔の店の名前までは覚えていない。きっと店自体はいろいろ変わっているのだろう。

商店はシャッターが開いているほうが少ないくらいで、全体的に廃れていた。でもなぜか「うわぁ、廃れちゃってて寂しいな」って気分でもなかった。

その廃れた感じでバランスが取れてしまっているような、活気が戻る気配もなく、かといって、完全になくなる感じもなく、そこが何だか逆に怖いような気がした。

再現・昭和30年代 団地2DKの暮らし
青木 俊也
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posted by knit at 04:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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