お葬式の出棺の際、カメラ付き携帯で写真を撮る人がいるという話に少し関係するメモ。
最近読んだ「天才アラーキー写真ノ時間」という本の中の ”ドイツの新聞のインタビューに応える”というところで、
亡くなった奥さんの写真を撮ったということは、自分にとって最も挑発的なことなのではないかとも思えますが。
という質問に
A 挑発(長髪)って、オレの髪の毛は短いけど、フフフ、そう、愛するものの死を撮るっていうことは写真の頂点だから、挑発って言葉は、写真の極意、頂点を撮ったという意味になるのかなぁ、たぶん。
だから、妻の死を撮ったときにあたしは、「写真は撮り終えた」って言ったわけ、そのころ。それで、その後、空ばっかり撮ってた。
天才アラーキー写真ノ時間
と応えていた。アラーキーが写真の頂点とか、写真は撮り終えた、とまで言うようなことを、今では一般の人が普通(?)にカメラ付き携帯電話で撮っているというのはすごい話な気がする。
このお葬式で写真を撮る人が増えてきているというような話をカメラマンとか写真家はどう捉えているのか、気になる。